趣味的音楽生活
リスナー歴20余年の音楽好きが、ひょっとすると住めば都かもしれない地方都市ここ岡山から、ジャンルを問わずその時々で気に入った作品を紹介いたします。アメリカンロックやSSW、ジャズから民謡、落語まで。気分次第で何でもアリ。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
CAROLE KING/WRAP AROUND JOY
CAROLE KING/WRAP AROUND JOY
carole

現在17年ぶりの来日公演真っ最中のキャロル・キング。
楽しみにしていても、当日に急な仕事が入ったりして泣く泣くキャンセルするのが嫌なのでいつしかライブとは縁遠くなってしまっていたが、さすがに今回はチケットを購入しようかどうか本気で迷った。
結局、ギリギリまで会場に足を運べるかどうかわからない不安に悩まされ続けることを考えるとやはり面倒なのと、今回はキャロルの単独公演ではないことを理由に、あきらめることで納得せざるを得なかった。
とは言え、今、この時間に、あのキャロル・キングが日本に滞在していることを思うと、胸の高鳴りを禁じえない。滞在中はきっと素晴らしいステージを繰り広げてくれることだろうと思う。

その来日公演にタイミングを合わせて、オード時代から最新作にいたるまで旧作の大半が紙ジャケットでリイシューされている。
特に初期のオード時代に関してはほとんどがリマスター&ボーナストラックつきで、熱心なファンは買い直しを余儀なくされる仕組みになっている。

この『WRAP AROUND JOY』もその中の一枚(74年発表ソロ6作目)。

『つづれおり』に代表される初期のシンプルで落ち着いたトーンから、年数を重ねるごとにソウル色やアレンジの洗練度が増して行き、ついにこの作品で一つの到達点を見たという印象。ポップスとして完全無欠の内容と言ってもいい。

ところが、これほど完成度が高く、出合った当初は繰り返し愛聴した作品であるにもかかわらず、一時期どういうわけか全く受け付けなくなってしまったことがあった。
もう昔のことであまりよく覚えていないが、今にして思えば、この作品で展開される世界があまりにも幸福感に溢れ、満ち足りていることへの反動だったのかもしれない。あるいはアレンジが洗練されすぎてうるさく感じたのか・・・。
その頃はむしろ、ソロ・デビュー作である『ライター』の粗削りな雰囲気のほうが好ましく思えたものだ。

しかし、こうしてあらためて聴き返してみると、その頃多少なりとも疎ましく感じたことが申し訳ないぐらいよくできた作品だった。
思えば、当時と現在では自分の境遇も物事に対する考え方も随分変化しているのだろう。当然と言えば当然だが、そんなごくあたりまえのことも自分では案外気がついていない節がある。

この作品が放つ幸福感にあふれた輝きを、もう一度素直に受け入れることができてうれしい。


スポンサーサイト

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://dwarnebula.blog25.fc2.com/tb.php/6-9ee384ca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。