柚子の皮をできるだけ薄く包丁で削り取り、皮部分だけをフードプロセッサーで細かく粉砕。そこへ自宅の庭で収穫した唐辛子をほぼ同量入れ、ペースト状になるまでさらに細かく砕いていく。
充分に粉砕されたら今度はすり鉢に移し、残った固形物を潰しながら2割程度の塩を加えてよく混ぜれば出来上がり。
密閉できる容器にいれておけば1年程度は保存がきくし、冷凍すればもっと長期にわたる保存も可能である。
最近は市販のものもあるが、味の面でも経済性の面でも自家製に勝るものはない。
湯豆腐に入れて良し、味噌汁に加えて良しと、我が家の食卓では一年中大活躍することになる。
ああそうそう、もちろん皮をとった後の柚子はお風呂に入れて楽しみました。おかげで家族揃って肌がツルツルです。
JAMES TAYLOR/ONE MAN BAND

ジェイムス・テイラー待望の最新作は今年7月マサチューセッツの古い劇場で行われたライブ盤。
タイトルが示すように、舞台に立つのはジェイムス本人と、キーボード担当のラリー・ゴールディングスのたった二人という至極パーソナルな手触りの作品だが、これが素晴らしい出来栄え。
ジェイムス・テイラーのライブ盤と言えば、これまでは93年にコロムビアから発表された2枚組や、98年のDVD『Live At the Beacon Theatre』など、コーラス隊を含む大所帯のバンド編成で収録されたものが多く、息の合った鉄壁のアンサンブルが印象的だったが、今回はそれらとはガラリと趣向を変えたところに妙味がある。
日本盤のライナーでも言及されているが、編成が小規模になったからといって、歌のスケールが小さくなったわけでは決してない。
むしろ今まで以上に、彼のつくるメロディーやハーモニー、歌唱などのグレードの高さが手にとるようにわかるという意味では、新しい発見に満ちた内容と言えるのではないかと思う。
収録されている楽曲は、古くはアップル時代から最近作にいたるまで、デビュー以来の40年のキャリアを総括するような選曲がなされている。
特に80年代以降の作品は、アレンジがシンプルになった分、スタジオ録音では味わえなかった奥行きと彫りの深い陰影を感じさせるものが少なくない。
彼の歌が、時代の変遷にも耐え、剥き出しの裸のままでもじゅうぶんなクオリティを備えていることがよくわかる。
これは結構すごいことなのではないか?
相変わらずギターの響きは、時に繊細、時に力強く、美しい。
ヴォーカルは円熟味を増し、なおかつ若々しく安定していて微塵も衰えを感じさせない。
ラリー・ゴールディングスのキーボードも、バッキングに徹して決してでしゃばらず、曲に淡い彩りを添えている。
聴いていると、すべてが上手くいっているような感じがする。
出会えたこと自体に感謝したくなるような音楽は世間にそうザラにあるわけじゃない。
尚、この作品はCDとDVD各1枚がセットになった2枚組み。
映像は、穏やかなJTの表情と、彼を温かく見守る聴衆の姿を眺めているだけで幸せな気分になれる。
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